2009年 08月 25日

青磁染付蓋付碗

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 外側だけに青磁釉を掛け、内側は染付で、たいていは底に五弁花(ごべんか)の成れの果て、シミみたいなワンポイント模様と、縁に四方襷(よもだすき)と呼ばれる飾りがあります。蓋が付いていて、蓋と本体の模様は対になっています。18世紀後半のものだそうです。くらわんか的な雑器ですが、たくさん出てくる割には、他のくらわんかの飯茶碗や皿に比べて、本体の底と縁が一緒に出てくることが少ない気がします。
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# by hikidasi1 | 2009-08-25 23:39
2009年 01月 31日

染付型押し輪花小皿

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 明治時代に美濃で作られた小皿です。白磁のものと、染付のものと両方あります。左端と中央の陶片のように周りに蛸唐草がある場合が多いです。海岸や川からけっこうよく出てきます。
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# by hikidasi1 | 2009-01-31 23:39
2008年 10月 28日

網目模様のくらわんか茶碗

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 3つに割れて出てきたものを瞬間接着剤で復元しました。網目のモチーフはたくさん出てきます。網目が一重のものは時代が古いそうで、17世紀のものもありますが、網目が二重になっているこの茶碗は18世紀でしょう。二重の網目は筆を2本同時に持って描いたらしいです。私も網目のくらわんか茶碗のイラストを描いてみたことがありますが、きちんと器に収まるように描くのはけっこう難しいものです。陶片に描かれた網目の線を見ていると、勢いよく手早く描かれているのがわかり、熟練の技に感心します。
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# by hikidasi1 | 2008-10-28 10:54
2008年 10月 28日

くらわんか茶碗との出会い

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 丸の中に簡単な模様を入れた、このデザインは代表的なくらわんか茶碗の模様の一つで、海岸でも時々出てきます。18世紀のものです。これは1996年の7月、私が最初に拾った江戸陶片の一つです。「漂着物事典」(石井忠著)に載っていた、くらわんか茶碗についての説明と、宮島で古い陶片が出るという、広島の情報誌の記事と写真を頼りに私は宮島へ行きました。断面が分厚くて、五弁花という花のような模様がある。それが知っていることのすべてでした。もしもこの日、干潟に出てきた陶片が、これよりも50年時代が古ければ、それが古いものだと私にはわからなかったでしょう。まだまだ磁器食器が普及する前の贅沢品は薄くて、絵も丁寧で、知らないと最近の新しいものに見えてしまうからです。もしも50年新しくても、やはり私は古いものだとわからなかったと思います。現代の器に似てくるからです。おまけに、この陶片の厚みを見てください。くらわんか茶碗は分厚いことが多いですが、ここまで分厚いのは珍しいです。五弁花だって皿には多いのですが、碗の場合は実は比較的少ないのです。これだけ特徴が揃っていても、当時の私は、この陶片がきれい過ぎるような気がしました。模様もモダン過ぎるような気がして幾らか不安でしたが、干潟の泥から拾い上げた陶片はずっしりと手に重くてタダモノではなく、これが江戸時代の重さなのだと、心に染み入るようなうれしさを感じました。
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# by hikidasi1 | 2008-10-28 10:47
2008年 10月 26日

幕末の大皿

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 どれも線描きタイプの模様で、上段は八角形の角皿です。下段右もおそらく角皿だと思います。下段左の陶片も高台の大きさから見て、かなり大きな皿だったろうと思います。17~18世紀、大皿は食物を盛る器という以上に工芸品、一種のステータスをあらわすものだったようですが、さすがに幕末ともなると、もっと大衆化するようです。広島では宮島や鞆から時々出てきます。写真の陶片の採集地は鞆です。
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# by hikidasi1 | 2008-10-26 16:17