陶片窟の引き出し

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2007年 05月 05日

明の染付

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                         明の染付、表と裏(宮島)

 これを拾ったのは陶片を拾い始めて1年目でした。古い陶片が幾らでも出てくる宮島では、特に変わった模様も無い、こんな小さな破片は、拾わない場合が多かったのです。でも、一年間拾い慣れた江戸陶片にしては様子がなんだか違っていました。わりに分厚い釉薬が掛かっている間に挟まれた土がザラザラして、釉薬との質感の差がはっきりしていました。染付も、江戸時代の染付の雑なものとはなんだか滲み方というか、なんだか違う。妙な小片だと思い、拾って帰りました。それから、この陶片は小さな染付の破片を集めた引き出しの隅で眠り続け、何年もたってから、中国陶磁、明あたりの染付であることがわかりました。

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 裏に砂がたくさん付着しています。これも、明の染付だそうです。これも宮島で拾ったもの。

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 これも詳しい方に写真で見てもらいましたら、明の染付だろうとのことでした。確かに断面の質感が少し違うんです。ほんのちょっと、いつも拾うものと違う、微かな違和感がある。そう思ったものの多くが中国陶磁でした。おもしろいです。宮島で採集。
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by hikidasi1 | 2007-05-05 08:11


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