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陶片窟の引き出し

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2007年 06月 10日

江戸時代の湯呑や盃

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                        湯呑(18~19世紀、宮島)

 ころんとした丸っこいこのタイプの湯呑は壊れにくいのか、縁と一緒に出ることがあります。

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                      湯呑(18世紀後半くらいか、宮島)
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                     菊割花つなぎの筒型湯呑復元イラスト

 筒型の湯のみは、底の平たい部分だけが残って出てくる場合が多いです。菊の花を半分に割って上下に繋いだデザインがとくによく出てきました。氷裂文の中に菊花を散らすデザインは湯呑以外でもずいぶん流行したようですが、私が拾ったものなどは菊花も雑ですし、地模様の方も、氷裂文というよりは、単なる雑な格子に見えます。
            
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                     小さな盃類(18世紀~明治、宮島)

 小さな盃たちです。上段はコンニャク判を使っています。下段右端はくらわんか茶碗をそのまま小さくしたような姿、左端は見込みに寿字があります。これは19世紀でしょう。真ん中のものは近代モノです。ただし日本製ではなく、清朝のものだと教えてもらいました。

by hikidasi1 | 2007-06-10 10:40


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