人気ブログランキング | 話題のタグを見る

陶片窟の引き出し

hikidasi1.exblog.jp
ブログトップ
2007年 06月 14日

くらわんか皿・蛇の目凹型高台タイプ

くらわんか皿・蛇の目凹型高台タイプ_d0123263_1503842.jpg
くらわんか皿・蛇の目凹型高台タイプ_d0123263_23482869.jpg
                        蛇の目凹型高台の皿(宮島)

 18世紀の後半以降、とくに多くなる高台(底)の形です。磁器食器が庶民の間に普及する時期と重なっているため、海岸でもたくさん見つかります。このタイプの高台は近代になっても盛んに作られ、明治時代が生産のピークだった型紙摺りタイプの印判皿ではこの形の高台が一般的ですし、その後に長く作られ続けた銅版転写の皿にも見られ、たまに昭和の皿にさえ見つかることがあります。

by hikidasi1 | 2007-06-14 23:42


<< 近代陶片に残る古い量産技術 その1      印判の器(型紙摺り)・多色刷り... >>