2007年 07月 21日
(18世紀前半、宮島) 火入とは喫煙具ですが、香炉や線香立てとして使われることもあったそうです。上の写真の火入は縁が玉縁状になっていますので、このタイプのものとしては比較的新しいようで、18世紀前半ではないかと思います。下の写真は陶胎染付の火入で、これもだいたい同じ頃のものではないかと思います。喫煙が普及し始めた時代で、火入、煙草入れ、灰落としを盆に一緒に乗せた煙草盆が使われ始めたのもこの頃なんだそうです。形は碗に似ていますが、用途から内側は無釉です。それを利用して、窯道具のサヤ代わりに、この中に小さなものを入れて焼くことが多かったそうですが、その痕跡なのかどうか、刷毛目タイプの方は、内側の底、見込みの部分に何か薄くこびり付いたような跡があります。 (18世紀前半、宮島)
by hikidasi1
| 2007-07-21 23:24
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